僕がアダルトチルドレンだと気づいた瞬間

アダルトチルドレン
「ギャンブルをやめたのに、なぜか生きづらい」
「感情のコントロールができない」「人と深く関われない」
そう感じている方はいませんか?
こんにちは、ギャンチュウです。

僕は、ギャンブル依存症の当事者として、昨年から回復のプログラムに取り組んできました。おかげさまで、ギャンブルは1年以上やめ続けることができています。

ところが、ギャンブルをやめたにもかかわらず、「とっさに嘘をついてしまう」「人から嫌われるのが怖い」「つい見栄を張ってしまう」など、心の問題がずっと残っていました。

そんなとき、ふと観たメンタルヘルス系のYouTubeで「アダルトチルドレン(AC)」という言葉に出会いました。そこで紹介されていた特徴が、自分と驚くほど一致していたのです。

この記事では、

  • 僕がなぜアダルトチルドレンだと気づいたのか
  • アダルトチルドレンの特徴と、ギャンブル依存との関係
  • そこからどうやって「回復」につながったのか

を、僕自身の体験をもとにお伝えしたいと思います。

ギャンブル依存症の背景には、機能不全家庭で育った影響があることも少なくありません。
もしあなたが、「自分もそうかもしれない」と思ったら、この記事が気づきと回復のきっかけになれば幸いです。

アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレン(AC)とは、機能不全家庭で育ち、大人になっても生きづらさを抱える人を指します。医学的な診断名ではありませんが、共依存インナーチャイルドと深く関係しています。

厚生労働省によれば、ACの背景には依存症や対人関係の課題が多く見られるとされています(※1)。

私の幼少期の体験

両親の不仲、母から聞かされる他人の悪口、兄弟との関係…。
僕は常に「ちゃんとしなきゃ」と思っていました。それが、今振り返ると自分を縛る無意識のルールになっていました。

気づいたきっかけ──ギャンブルをやめてからの“生きづらさ”

ギャンブルをやめても、なぜか心が晴れない、生きづらいと感じていました。
仕事では上司やクライアントに恐れを抱き、周囲に嫌われたくなくて自分を偽る…その結果、メンタルを壊して休職。

そんなときに出会ったYouTube動画で「アダルトチルドレン」という言葉に出会いました。

回復のために役立った3つのもの

僕自身がACからの回復に繋がったと感じたものです。

    • ① GAの12ステッププログラム
      自分の感情に向き合い、誠実に生きることの大切さを学びました。
    • ② 書籍『私が私を助けにいく』
      インナーチャイルドを癒す方法を具体的に教えてくれました。

    • ③ 漫画『君と宇宙を歩くために』
      「他人と比べなくていい」と教えてくれた、大切な一冊です。

もし「自分もそうかも?」と思ったら

僕のように、生きづらさの正体が「アダルトチルドレン」にあるかもしれないと思った方へ。以下にチェックリストや相談先、家族ができることを紹介します。

✅ チェックリスト:アダルトチルドレンの典型的な特徴(10項目)

  • 他人に嫌われるのが怖くて、自分の気持ちを抑えがち
  • いつも人の顔色をうかがってしまう
  • 親や兄弟の顔色を気にして育った
  • 「ちゃんとしなきゃ」と常に思ってしまう
  • 人との距離感がうまく取れない
  • 自分に価値がないと感じる
  • 頑張りすぎてしまい、疲れてしまう
  • 感情を表現するのが苦手
  • 親や過去のことを思い出すと苦しくなる
  • 生きづらさをいつも感じている

3つ以上当てはまる場合、ACの傾向があるかもしれません。

🧭 相談できる場所

  • 心療内科・精神科:うつや不安が強い場合は専門家の受診を。
  • 地域の依存症相談窓口:保健所や市役所などでも相談できます。
  • 自助グループ
    • GA(ギャンブラーズ・アノニマス)
    • ACA(アダルトチルドレンの自助グループ)
    • オーバーカム(日本独自のAC支援グループ)

どれも匿名で参加できる安心な場です。

👪 家族としてできること

家族ができることは、否定せずに話を聴くことです。

「気のせい」「弱いだけ」などの言葉は逆効果。まずは本人の気持ちに寄り添い、一緒に支援の場に繋がることが大切です。

🌱 回復のスタートは「気づくこと」から

僕自身、「あ、自分はACだったのかもしれない」と気づいたことが、回復の第一歩でした。

どうかこの記事が、あなたやあなたの大切な人の“気づき”になりますように。

最後に

アダルトチルドレンとしての気づきは、ギャンブル依存症の回復においても大切な第一歩です。
私の経験が、同じように悩んでいるあなたの「気づき」のきっかけになれば幸いです。

(※1)参考:厚生労働省「依存症に関する基礎知識」

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