「ゲームするだけで稼げる……」そんな軽い気持ちでオンラインカジノ(以下、オンカジ)を始めた結果、気づけば、借金まみれになっていた——これは僕自身の経験です。
本記事では、オンカジの怖さがどこにあるのか、なぜギャンブル依存症に繋がりやすいのか、そしてどのように気づき・対処していけばよいかを、経験者としての視点も交えて解説していきます。
僕自身の経験談はこちらから↓

なぜオンカジは危険なのか?
オンカジの最大の特徴は、「いつでも」「どこでも」「誰にもバレずに」ギャンブルができるという点です。
- 24時間いつでもプレイ可能
- スマホ1台で誰にもバレずにできる
- 通勤中、仕事の合間、寝る前などに手軽にできる
- 家族や職場にバレにくい
- 仮想通貨やネットバンクなど匿名性の高い決済手段
こうした「利便性の高さ」は、依存症になりやすい環境を整えてしまっています。
オンカジが依存を加速させる仕組み
心理学や脳科学の研究でも、オンラインギャンブルは依存を引き起こしやすい構造を持っているとされています。
- 即時報酬性:勝った時の快感がすぐ脳に報酬として伝わり、ドーパミンが放出される
- ゲーミフィケーション:ログインボーナス・ランクアップ・VIP特典などでやめられない
- 錯覚の演出:「あと1回で勝てる」と錯覚させる演出
- 損失回避:負けを取り戻そうとする心理(損失回避バイアス)
僕は、気付けば1日で30万円を失っていたこともありました。「取り返せる」と思ってやめられず、気付けば借金が数百万円に。オンカジは本当に底なし沼のような世界です。
✅ オンカジ依存チェックリスト
あなたやご家族がオンカジ依存に陥っていないか、以下のチェック項目を確認してみてください。
チェック項目 | 該当 |
---|---|
スマホでオンカジを開いてしまう | □ |
何時間もプレイしていた | □ |
借金や生活費で賭けてしまう | □ |
勝った快感が忘れられない | □ |
家族に隠れてプレイしている | □ |
取り返そうとして続けてしまう | □ |
やめたいのにやめられない | □ |
勝ってもすぐにまたプレイ | □ |
自分でもまずいと感じている | □ |
感情や時間の感覚が薄れる | □ |
3つ以上該当する方は、専門機関への相談をオススメします。
家族にできること
ギャンブル依存症は「意志の弱さ」ではなく、脳の報酬系に関わる病気です。
怒ったり責めたりする前に、まず話を聴き、本人が「やめたい」と思えるような関係性を築くことが大切です。
- 否定や怒りではなく、まず話を聞く
- 見張らず、管理しすぎない
- 自助グループ(ギャマノン・GAFA等)に繋がる
相談窓口と回復の道
僕自身、GA(ギャンブラーズ・アノニマス)という自助グループに繋がったことで回復の道を歩み始めました。初めてミーティングに参加したとき、同じように悩んでいた仲間達の話を聞いて、「自分だけじゃないんだ」と思えたことが大きかったです。
▼相談先の例
- 心療内科・依存症外来
- 地域の精神保健福祉センター
- GA、ギャマノン、GAFAなどの自助グループ
- 支援団体(ギャンブル依存症問題を考える会など)
まとめ:やめたいと思った今が、回復のはじまり
オンカジは、簡単に始められるが故に、簡単にはやめられない危険なギャンブルです。
でも、「やめたい」「このままではまずい」と気付けたなら、それは回復のスタートラインに立ったということ。
僕もそうでした。そして今、ギャンブルをやめたことで、人との関係性も、時間も、お金も、心の安定も少しずつ取り戻せています。
一人で悩まず、相談してください。あなたの人生は、ここから変えられます。

コメント