【第2回】再燃したギャンブル熱──隠れて打ったパチンコと崩れゆく家庭生活【ギャンブル依存体験記】

ギャンブル依存体験記

こんにちは、ギャンチュウです。

前回は、社会人になってから初めてパチンコに触れ、勝利体験によって依存の入口に立ったところまでお話しました。今回は、その後結婚して一度はパチンコをやめた僕が、どのように再びギャンブルにのめり込んでいったのか、そして嘘と後悔にまみれた家庭生活について書いていきます。

友人との再会が引き金に

結婚後、妻と同居するために妻の職場がある地方へ転職しました。

転職した先の地域で、大学の友人と数年ぶりに再会。久々の「付き合い」でパチンコを打ったのが、再燃のきっかけでした。半年以上やっていなかったのに、台に座ると自然と手が動き、あっという間に感覚が戻ってきました。

その日もビギナーズラックで少し勝ったことで、「やっぱり俺、いけるかも」と思ってしまったのが運の尽きでした。

嘘を重ねてパチンコへ

妻には、当然パチンコに行っていることは言えませんでした。

「今日は残業」「今日は休日出勤」と嘘をつき、職場帰りや休日にパチンコ屋へ。

さらには、有休を勝手に取って、日中ひとりで打ちに行くこともありました。

本当は、あんなに大切にしたかったはずの家庭の時間を、僕はギャンブルに奪われていたのです。

お小遣い制の中でのキャッシング

結婚後は月3万円のお小遣い制でした。

ですが、独身時代の金銭感覚が抜けておらず、パチンコに全額つぎ込むようになっていきました。

「次こそは取り返せる」「今回は勝てる気がする」──そう思い込んで、いつしか手元のお金では足りず、妻に内緒で持っていたクレジットカードでキャッシングを始めていました。

家族を裏切る罪悪感と、それでもやめられない現実

最初は、「1万円だけ」「すぐに返せば問題ない」と言い訳しながら借りていました。

でも、そのたびに負けては、翌月のお小遣いで返す。そんな生活を続ける中で、いつしか感覚が麻痺していきます。

「このくらい、バレなければいい」

「返済できてるんだから、大丈夫」

そう自分に言い聞かせては、ギャンブルに依存する自分を正当化していました。

でも本当は、自分がやっていることが、どれほど家族を傷つけるか、どれほど信用を失っていくか──わかっていました。

おわりに

こうして、僕は再びギャンブルの世界に戻ってしまいました。

パチンコに通う日々、嘘を重ねる日々。気づけば、家庭生活は形だけになりつつありました。

次回は、パチンコからオンラインカジノへと依存が深まっていった経緯について、詳しくお話しします。

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