こんにちは、ギャンチュウです。
前回は、スマホ1つでどこでもできる「オンラインカジノ」の沼にハマり、借金が加速していった過程をお話ししました。
今回は、ついに妻に借金がバレ、家庭が崩れていくまでの出来事を振り返ります。
最初から読む場合はこちらから
【第3回】はこちらから
借金の感覚が完全に麻痺していた
オンラインカジノにのめり込んでいた頃の僕は、もはや「クレジットカードの利用可能枠=自分の貯金」と思い込んでいました。
支払いができなくなれば新しいカードを作り、借りては返し、返してはまた借りるという自転車操業の毎日。
心のどこかで「勝てば返せる」という幻想を抱き続けていたのです。
コミュニティの成功談に酔い、現実を見失う
オンカジ仲間の「月50万勝った」「借金返済完了」の投稿を見るたび、自分も成功できると信じていました。
攻略法を自作して、SNSに収支報告を投稿する自分は、少しだけ“成功者”になった気がしていました。
でも、実際は──少し負ければすぐに熱くなり、無理な賭けで積み上げた利益を失ってしまう。その繰り返し。
妻にバレた日
ある日、使えるクレジットカードが全て借り入れ上限に達し、やむなく妻が管理する私の口座から10万円を無断で下ろしました。
いずれバレると分かっていましたが、「勝って戻せば良い」と本気で思っていたのです。
しかし、そんな上手くいくはずも無く、10万円を戻せないまま運命の日を迎えました。
月に一度の口座チェックの日。
私の口座を見た妻から「この10万円は何?」と聞かれたとき、幸せな家庭生活が終わりました。
私から借金のことを聞かされた妻の表情は、今でも忘れられません。
信頼してくれていた妻に、何もかも隠していた──その事実が、全てを壊しました。
そのとき、我が子はまだ生まれて半年。
両親が肩代わりしてくれることになったものの、夫婦関係は完全に破綻し、離婚が決まりました。
離婚は終わりではなく「始まり」だった
借金は消えました。でも、そこに残ったのは「信用ゼロの僕」と、「父親を失った子ども」だけ。
当時の僕は、「もう2度とギャンブルはしない。」と強く誓いました。
しかし、この誓いは守られることはありませんでした。
このあと再びギャンブルに戻り、破滅に向かって加速していくことになります。
おわりに
家族を失っても、ギャンブルを止められない──それがギャンブル依存症の恐ろしさです。
次回は、「完済後に再びギャンブルへ戻った僕の末路」をお話しします。
コメント