【第3回】「スマホ1つで地獄へ」──オンラインカジノへの転落と借金地獄の始まり【ギャンブル依存体験記】

ギャンブル依存体験記

こんにちは、ギャンチュウです。

前回は、再びパチンコにのめり込んだ僕が、家庭と信頼を少しずつ壊していったところまでお話しました。今回は、そこからさらに深いギャンブルの沼──「オンラインカジノ(オンカジ)」に足を踏み入れ、生活が音を立てて崩れていった過程を綴ります。

子どもが生まれる喜びと、お小遣いの減額通知

妻の妊娠がわかったとき、僕は本当に嬉しかった。

けれど、その直後に言われたのが「子どもが生まれたら、お小遣いを減らすね」という一言でした。

すでにキャッシングしてまでパチンコをしていた僕は、返済ができなくなるという恐怖でいっぱいになりました。

「もっと稼がないと」──でも普通の副業では全然稼げない。そこで見つけたのが、“スマホ1つで稼げる”という甘い言葉のオンカジ広告でした。

5万円が10万円に。そこからすべてが始まった

オンカジに初めて登録し、5万円を入金。

結果、あっという間に倍の10万円に。

あのときの快感は、パチンコで勝った時以上だったと思います。

「これは稼げる」「パチンコより効率がいい」そう思った僕は、すぐにオンカジの虜になりました。

けれど、それは地獄への入り口でした。

いつでも・どこでも──オンカジの罠

スマホさえあれば、オンカジはどこでもできる。

通勤中、在宅勤務中、さらにはまだ幼い子どもと散歩しながらオンカジ

そんな自分に、最初は違和感がありました。でも、次第にそれが「普通」になっていくのです。

現金が足りなくなれば、クレジットカードで入金。

勝ったら更に倍突っ込む。負けたら取り返すまで突っ込む。

勝っても地獄、負けても地獄でした。

借金は加速し、生活は破綻寸前へ

クレジットカードの枠は、すぐに限界が来ました。

しかし、オンカジは即時入金が可能な仕組みばかり。

キャッシング、ローン、消費者金融…使える手段を使って金を捻出し、オンカジに突っ込む。

「でかいのを当てれば、一撃で返せる」

そんな妄想のような希望を抱き続けていました。

終わりに

オンカジは、パチンコよりも“深い依存”を生みます。

「時間の制限がない」「誰にもバレない」──この便利さが、僕を確実に壊していきました。

次回は、オンカジによって生活が完全に破綻し、離婚に至るまでの経緯を綴ります。

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