こんにちは、ギャンチュウです。
前回は、僕の借金が発覚し、家庭崩壊──つまり離婚に至った過程をお話ししました。
今回は、両親の助けによって借金を完済したものの、再びギャンブルに手を出してしまった過ちについて綴ります。
借金がゼロになっても、心は回復していなかった
離婚後、両親の援助により借金を完済。これで人生を立て直せると思いました。
でも現実はそう甘くなかった。
僕の給料は元々少なめ。そこから養育費、奨学金、両親への返済を差し引くと、手元にはお金がほとんど残らず・・・。
生活は常にギリギリ。
少しでも収入を増やそうと副業を始めました。
ただ、睡眠時間を削って働いても貯金に回せるお金がない。
次第に焦りを感じ、肉体的にも限界を迎えました。
再びオンカジへ──「少しくらいなら」の崩壊
「きちんと損切りできれば、オンカジで稼げるはず・・・。」
タイパの悪い副業に限界を感じた私は、かつての勝利体験にすがって、またオンラインカジノにログインしていました。
マイルールを決め、損切りラインを設定。
「1日にこれだけ負けたら、その日は絶対にやめる」
自分の感情をコントロールできれば勝てる・・・。
しかし、自分で決めた損切りラインに達しても、アツくなった私は止まりませんでした。
勝っても更に稼ごうと勝ち分をつぎ込み、負けると取り返すまで入金。
結局、以前と同じ事を繰り返すだけでした。
「アツくなると止まらない」僕の性格は、やはりギャンブルに不向きだったのです。
「ひとり暮らし」が依存を加速させた
離婚して自由な時間が増え、誰からも監視されない環境は、僕にとって“地獄の楽園”でした。
1日中オンカジ。
朝起きてすぐオンカジ、仕事中もオンカジ、寝る前もオンカジ。
酷いときには、パチンコしながらオンカジ・・・
SNSで収支報告して、勝てば自慢し、負けたら沈黙──でもやめられない。
借金はどんどん嵩んでいきましたが、「スロットでジャックポットを引けば人生逆転できる」
そんな馬鹿げた幻想にすがるしかありませんでした。
過去の失敗は、まったく活かされなかった
「次こそは上手く立ち回れる」
「この攻略法でやれば勝てるはず」
そんな幻想にしがみついて、負けては熱くなり、熱くなっては大負け。
同じ失敗を何度も繰り返す──それこそが、ギャンブル依存症の本質です。
結果、また借金が膨れ始めていきました。
おわりに
借金が無くなっても、依存の構造が変わらなければ、同じ結末が待っています。
次回は、「再び積み上がった借金と、自己破産の決断」についてお話しします。
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