こんにちは、ギャンチュウです。
前回は「完済後の再ギャンブル」について振り返りましたが、今回はいよいよ借金が限界を超え、自己破産という選択を意識し始めたときのことをお話しします。
「オンカジを止めたら、返済できない」という錯覚
借金は再び膨らみ、月々の返済が生活を圧迫。
けれど僕は、
「ここでギャンブルをやめたら、返済できなくなる」
という錯覚に陥っていました。
実際には、ギャンブルで借金が減ったことなど一度もなかったのに、現実から目を背け続けていたのです。
ギャンブル漬けの生活の末期
この頃の僕は完全にギャンブルに支配されていました。
• 朝起きてオンカジ
• 通勤中もオンカジ
• 昼休みもオンカジ
• 仕事中も隙を見てオンカジ
• 子どもとの面会中も、片手でスマホを操作してオンカジ
「勝たないと、破綻する」という強迫観念の中、感情の起伏が激しく、まともな精神状態ではありませんでした。
任意整理という“先延ばし”
借金総額が500万円に達したとき、ようやく弁護士に相談。
弁護士からは自己破産を勧められましたが、この時点では、まだ「自己破産は避けたい」と思い、任意整理を選びました。
しかし、任意整理によって利息はカットされたものの、月の返済額はむしろ倍近く増加。
生活はさらに逼迫し、やがて積み立て保険を解約してまで支払いに充てるようになりました。
破滅の一手:「まだ借りられるカードを使えば…」
保険の解約返戻金も使い果たし、いよいよ任意整理の返済も厳しくなりました。
「たしか、昔作ったカードがあったはず・・・」
追い込まれた僕は家中をひっくり返し、使っていなかったクレジットカードを何枚か見つけてしまったのです。
僕は、これを“最後の頼み綱”だと思ってしまった。
オンカジに再挑戦。
しかし当然うまくいくはずもなく、あっという間に500万円の新たな借金が追加。
債務総額はついに1000万円を突破しました。
極限状態──2週間1000円生活
最後の頃には、借りることもできず、給料のすべてが返済に消え、
「2週間を1000円で過ごす」ような極貧生活に。
日々の食事も満足に取れず、返済ができない恐怖でまともに寝ることもできない。
そんな状況でも、オンカジのログインボーナスをなんとか増やそうとする惨めな自分がいました。
ギャンブル依存症は、こうして人間の生活の根幹を蝕んでいく病気なのです。
おわりに
「自己破産は人生の終わりではない」
けれど、「ギャンブルを止めなければ、本当の終わりが来る」とようやく気付きました。
次回は、弁護士に再び相談し、自己破産を決意した瞬間とその後について語ります。
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